広島から東京泊でこれから函館に帰るのですが、
東京はもうすっかりコロナの悲壮感が無くなったような感じです。地方もこれからですね。
今回の研修を受けて、自分の唎酒能力が確実に上がったような実感があります。
味覚は不安や緊張で、縮小し、極まった味でさえ捉えられなくなってしまいます。
講師の先生が、
「自信がないと酸味を感じても一般的とだと、評価をしてしまうが、酸味を捉えたなら思い切って酸度が高いに、評価を振りなさい」と、訓練中に言ってくれました。
だからカプロン酸エチルも、酢酸イソアミルも高く感じたので思いっきり最大の5に振り切りました。
ポリスフィルド、酪酸、酢酸、酢酸エチルや
日本酒に現れた香り成分は、どこから生成されるかなどの講義も素晴らしく感動しました。
このセミナーは、県の酒造指導員、国の鑑定官や、蔵や実際に酒造りをして酒質向上を試みた人向けのセミナーで、私のように飲食業の人が参加していたのはここ10年は聞いたことがありません。
(酒造業以外の人は参加資格を得るためには、他の酒造協会で資格を取得しなければならない)
数年前に何度かエントリーしましたが、
あなたはキャンセル待ち16番目(20名枠で)です。と言われて、参加は無理だろうと諦めていました。今回はようやく順位が上がり念願の参加。
ここで、全項目クリアをすると最後に論文を提出し、認められたらようやく
国が認めた認定者になるのです。
取得者の蔵元曰く、実技2年、論文3年で取得には5年がかかると言われました。
(実技不合格項目だけ再試験があります)
国が主催する全国新酒鑑評会があります。
蔵が一番気合いを入れてこの日のために、最高ランクの大吟醸を仕込むのですが、
この審査員は、やはり県の先生や鑑定官です。
しかし、今回の資格取得者であれば、
民間から審査員として参加できます。
大きな経験になることから是非チャレンジしてみたい。
今回の結果は1か月ほど、かかるそうです。
さて、飛行機に搭乗の時間がやってきました。